みなさまおめでとうございます 掲載日: 2006-12-29
初日の出の写真なんかじゃあありません。 ここは渋く、富士山の影富士のひとコマです。
しばし、頭の中を空っぽにしてくれました。登る苦しさはどんな高さの山でも同じです。3,000mを超える富士山だからきつくて、300mちょっとの筆影だからラクラクという訳ではないんです。 確かに頂上で感じるイメージは多少違いますが、登りきった事の自分への拍手はやはり同じです。
よく、せっかく登ったのに頂上での視界が悪く何も見えずにガッカリしたとか聞きますがそれは違います。確かにそこから良い景色が見えるにこした事はありませんが、みえなかったからこそ「見える」モノがあとあと色んな形で出てきます。
いっぱしの登山家でもない、思い出した様な日曜ハイカーの僕でさえ、雨や台風で消化不良の山の方がよっぽど印象に残る山なのです。 いつも気持ちの中に「やま」を入れておくときっと優しい大人になれてる「気」がします。
どうか今年も皆様に良いことが、もし少し悪いことが起きてもあきらめず、前に進むことだけを考えて一年を過ごして行って下さい。