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カリクリカリクリ、こらぁー! クリハラー! 打てー!

2010/05/04 Tue
 576x292 38446byteつくづく思うことだが、広島のカープファンは本当に冷たい。
うわべの愛想だけと言うか、確かに野球は良く知っていて熱いときには十分熱いのだが、少しやられ始めると途端に、まるで今までの何もかもを否定しながらさめていく。

「フィルダースチョイス」や「インフィールドフライ」を美味しい食べ物に、「インプレー」や「エンタイトルツーベー」「スタンディングダブル」を男女の怪しいプレーに、「刺す」「捕る」「奪う」「逃げる」「殺す」を恐ろしい事件に勘違いする昨日今日の坂本、松本、亀井ファン(長野ファンはもう少し野球通)ならともかく、今までカープファンはウイットのない湿った野次は飛ばすがファン気質だけはフェアプレーそのものだった筈だ。
 
いくら球場が新しくなったとは言え最近の埋まり具合と言えば、家庭の少し大きなテレビでじっくり見れば大方の入場者が数えられる程だ。
「なんで〜 皆んな球場に行かんのんじゃろ〜?  ウチが広島市内じゃったら毎日でも外野で応援しょうるで〜」と息巻いて嫁が言う。

今月中旬のデーゲームを90人近くの大人数で観戦する事になり、先日何人かで球場まで下見に行ってきた。 場所は一塁側2階席辺りにある「パーティゾーン」。 思いのほか狭く、しかし想像以上にグランドは見やすく、一般席と甲乙付けがたい感じだった。 値段もそこそこする。 只、大勢で回りを気にせずワイワイガヤガヤできる自由さは格別だと思う。行ったときは試合のない日だったのでグランドは先乗りの横浜の選手がパラパラ、ランニングをし始めた頃。 弱いチームはえてしてそうなのか、集まり方も走り方も覇気がない。

今日現在 ヤクルト、どべ。カープはその横浜より下の5位。 首位とは7.5ゲーム差。
今夜はテレビで中日戦をやっている。 珍しいことに大差でリード中だ。

「あーっ、(ボール)ひとつ外に投げんとー!」  「よしよし、今のは(ゲッツー狙いで引っ掛けさせる沈んでいくボールだから)手〜出さんでエエワ。」 と、隣で嫁さんが応援する。 彼女はこともあろうに高校生の時はスポーツ新聞を駅の売店で買う、それこそ「大洋」(ふっ、る〜)のファンだったのだ。 おまけに「トリオザ・パンチの内藤 珍」や「財津一郎」の大ファンでもあったそうだ。 それこそ「許してチョウ〜ダイ!」だ。

トンデモナイけど、結局トンダはなし。

2010/03/23 Tue
 507x635 55258byte今週の始め、佐賀県の呼子(よぶこ)と言う「イカ」で有名な所でヘリコプター遊覧をして来た。 60歳代の男性6人のその全てが、本当に少年に帰ったかのように只々喜んだ喜んだ。 
一人でも定員一杯の3人でも7分コースで15,000円。 そのわずかな時間で呼子の周辺のエメラルドグリーンの海上を飛んでくれる。 楽しさ半分、恐ろしさ半分。機内の床に足を付けていても海に飛び出すときは何故だか足を咄嗟に持ち上げてしまう。
普段家族で行った旅先なら、勿体無くてそこまでのお金を払う気にはならないが、もともとこのヘリコプターに乗りたくて来たので金額は納得だ。 でもこれが15分コースや20分コースとなれば一人でも3人でも50,000円近く掛かってしまうのでやはり贅沢な体験には変わりない。

と、ここまでは何てことない話だが実際に飛ぶまでが大変だったのだ。沢山の人間がわざわざヘリ遊覧の為だけに8時間近く掛けてその場所へ行くのであるから、その旅行日にヘリが飛ぶかどうか、何週間前にも出発の前日にもヘリ会社に確認をしたにも係わらずヘリ発着場の事務所に行ってみると何やら頼りなげなおじさんが一人いてこう言う。
「昨日と今日は佐賀空港でイベントがありましてな、ここのヘリはそっちにいっとります。  ですから、飛べません。お休みです。誠に残念!」
いくらこっちが「イヤイヤ、おたくの会社の女の子にちゃんと確認を取ったんだ、とかワザワザ広島からこの為だけに今来てるんだ」と、話しながらジワジワ世の中の矛盾をこの僕の涙目になった瞳で訴えてもラチがあきそうもない。
一体全体どうなっているんだ!  俺の立場はどうなるんだ。
責任を取って何処の散髪屋で丸刈りにしようか考え始めた時、後ろから救いの手が入る。
「少々時間は待ってもいいから、佐賀空港でそのイベントが終わってヘリを回してもらえないか」と。そうよ、その手があった! 「食事と名護屋城跡の見学を後回しにすりゃあええのよ」と。
3人寄れば文殊の知恵ではないが、今日はその倍の6人もいるんだった。

ヘリ事務所のそのおじさんは、定年前取材ヘリ専門のパイロットで、今その経験を活かしこの会社にいるそうだ。だからチトそっけなかった。でも僕たちの2クールの操縦を気持ちよくしてくれ、どの客にも言ってるんだろうが「今日は特別にサービスして何時もより余計に旋回しています。 内緒ですけどね〜。」と傘回しの芸人の様に機内のヘッドフォン越しにアナウンスしてくれた。

当初の10時の予約時間は結局、午後1時半にはなったが、精一杯努力してくれて、後で聞いたことだが、最初の佐賀空港のヘリはどうしても都合が付かず北九州の空港からわざわざ1機飛んで来たそうだ。
僕たちの予約を受けた女の子は、それこそ昨日今日入ったばかりの新人で臨時休業の2日間の事を知らなかったそうだ、がっ、それは言い訳以外の何者でもない。 只、その女の子は少なくても、あくせく動き回ったパイロットや心暖かき僕達おじさん数名のお陰で勤務寿命が延びたのは事実である。


こけろ〜!

2010/02/19 Fri
画像 561x464 56713byte「こけろーー!!」
と、おそらく三原の人間の7割は、あろう事か神聖なオリンピック精神とはとてもとても程遠い歓声を、その上村愛子のすぐ後にスタートしたカナダとアメリカの選手に向けて大声を発していたであろう。

他の選手の失敗を期待するのは、昇進の掛かったサバイバルサラリーマンは別として、どうかと思うがコトどうしてもメダルが欲しいと日本選手ご本人がおっしゃるから、そして島国ニホンの人達がほんとにその場だけ盛り上がる国民だから・・・しょうがない。

今から36年前に札幌オリンピックがあって、ジャネット・リンが日本の男達をトリコにしていたその時、今ではとても考えられないが、ものの見事にすっころんだにもかかわらず、スウェーデンの審判は満点の6点を付けていたそうだ。(なんじゃそりゃ!)
今だったら国際紛争になりかねない。 イイ時代だったのだ。
コケっぷりが可愛いと言うだけで、世界のルールは瞬時に無視される。
それにひきかえ今回の男子フィギュアの引退宣言撤回のあの2人は、ナニ・・・何なのよ。 これでは「参加する事に(意義)有り」ではなく、参加する事に多いに「異義」ありだ。 ここにまたしてもオリンピックの精神は無視された。 どうもあそこら辺の選手たちは、ナルシストの塊みたいで、足が長すぎるのと脂ぎってないのがどうもおじさん達がフレンドリーな気持ちになれない理由なのだ。

競技にも色々あって、正真正銘一発勝負だったり、2本のレースの、タイムや得点の合計だったり、ほんの30秒で決着が付くかと思えば、カーリングみたいに10日間以上を掛けてメダルを取り合ったりと見てて飽きない。

僕は妙にこういうお祭りスポーツの時には冷静で、日本選手が取るメダルの色や数の予想がよく当たる。
上村も悪いほうに的中したが(4位とまで予想)、コト広告費を出すスポンサー側から言えば、もうただの人になってしまったのは確かで、でもそれはアスリート達の宿命だから「今まで一緒にありがとう」と日本の企業も本人もまだまだ暖かい方だ。

ズバリ 日本勢 金1個! 銀2個! 銅2個!
ええ〜い、これでも大盤振る舞いじゃ〜!


おめでとうございます

2009/12/30 Wed
画像 465x620 41621byte「昼間のパパはいかしてる」とか言う歌はかっこよくてイキのいいお父さんを歌っているが、どっこいこの時期の食料品スーパーの中のお父さんはてんでいけてない。
お母さんの後を只付いて回っているだけ。 買い物かごにたくさん詰めて重たそうに担いであげてるのはまだ良くて、腕組みしたままバツが悪そうにグルグル歩き回るお父さんが一気に店内通路で他の客の邪魔をする。
中にはハリキって珍しい食材をたくさんかごに入れはしたものの、後でお母さんにことごとくチェックされスゴスゴ元の棚に戻さされてるのはとても気の毒だ。
あるお父さんは指をさされながらお母さんにかごの底をつつかれ小言を言われている。
どうやら最初に買った鏡餅の「うらじろ」が、かごの一番下で他の食品や野菜の下敷きになってクシャクシャになったのを責められている。
威厳がなくなったのは、なにもお父さんだけではない。今は本当に何もかも、想像だにしなかった事がいとも簡単に覆される。政治にしても、スポーツにしても、銀行や会社もそうだし人間関係やはたまた親子関係にしてもひとつのルールが洒落にならない勢いで本当に崩れかけている。
良いことも悪いこともやったモン勝ち。ゴネ得くと言う言葉があるが正に大きい声を出したモンがまず最初に得をする社会になって来ているのを感じる。
じゃあどうすればいい?
幾らばかりかの善人が正義を叫んでも天には届かないこのニツポンは、アメリカの二の舞になる。サル真似の国は所詮サルでしかないのと同じで、とことん痛い目にあわなければ全うな人間には戻らないのだと思う。
しかし、そうこうしている内に夜が明ける。
今年もニツポン平和、世界平和を願って山に登って朝日にお願いをする。
何んてイイ人なんだ。
そして恩着せがましくそれ位の事を言ういい加減な人間が、結局のところこの国を駄目にする。


府中焼きじゃき

2009/11/09 Mon
画像 600x450 66808byte府中には『府中焼き』というおいしいお好み焼きがある。
ずいぶん昔からあるんだろうけど、何気に今ブームだ。
辺鄙で お世辞にも綺麗でも、ましてや小綺麗と言ってボカシ気味にまでもそうは言えないお店だが、休日ともなると『グルメ』→『お好み焼き』→『府中焼き』→『クチコミ』・・・・で携帯画面を見ながら集まったようなカップルがチラホラ。 決して通りすがりに立ち寄った人達ではなく、その画面便りにたどり着いたグルメ難民達だ。

一方、地元のお客。 『日曜』→『行くとこない』→『嫁さん相手しない、もちろん子供愛想しな〜い』→『なんかビール飲みた〜い』→『しょうがないの〜 またお好みでも食うか〜』となった相席だが、前のカップルは一応目的があって来てるので、横のオジサン達とは比べようがない位に充実した休日を過ごしているのである。

ここの店のオバチャンは、ずいぶんなベテランで愛想もよければ気風も良くて、そんじょそこらに最近わいて出来たようなお好み焼き屋とは訳が違うのだ。
店で出している麺には大きく分けて『白玉』・『赤玉』と呼ぶ普通のソバ麺と辛い麺とがあって、更にその赤玉には激赤ならぬ口から火を噴きそうなもっと辛い麺まである。
通は『白と赤』を半玉づつ入れてもらう。 そして必ず鉄板で食べる。
彼女の口癖は、『やっぱり、鉄板の上でハーヒー!ハーヒー!!火傷しながら食べるんがイッチャンおいしい〜で〜!』だ。

その日、すでに隣のテーブルに座って、頼んだ府中焼きが来るのを待ってた僕たちに、オバチャンはわざわざ僕たちよりも遅く入って来た客のを先に焼き始め、時間調節をしてくれながら忙しいだろうに、こう言いに駆け寄って来るのである。 本人にしては少し小声のつもりだが、聞き耳を立てればしっかり聞こえる口調で『もうちょっと待っとき、あそこの全〜んぶスグ空くけ〜』と、鉄板の前に座って食べているカップルとオジサン達を眼で指しながらそう言う。
ええわ〜、オバチャン。 最高!
この日の府中焼きは格別なおいしさだった、ような気がした。


たまげた図書館

2009/10/28 Wed
画像 560x420 58673byte因島の土生町の高台にある「情報文化センター」とか言う会館の、すぐ隣にひっついている図書館は、三原の図書館なんぞ足元にも及ばぬ程のとても生意気な本屋&DVDレンタルのお店だった。

座っても見渡せる海の景色のぽかぽか感は、馴れた地元民には大したオカズじゃないかもしれないけれど、海を見ながら読書が出来るなんざ、こんな喜ばしい事はない。しかもここの図書館は誰かセンスと頭のイイ学芸員と言うのか、そんな人間が一人いる筈だ。

「今月の特集コーナー」という長くて広いテーブルに、『昭和』の懐かしい時代に関連した本はもちろん、DVD/CDなどをごまんと並べている。 紀伊国屋書店をマジマジ見たわけでもないが、規模は違えどここの近くに住んでいる人はすんごい恩恵を受けているのだ!・・・が、それが解かる人が沢山いればいいがと思うほど、これまたお客が少ない。
しかし、ここのDVDやCDの数は一体何なのよ。
「おくりびと」『インディージョーンズ全部』「ミニシアター系のマニアック物多数」等などその学芸員が観たいのばっかり税金で買い集めた「コレクション」がずらり。
『キトキト』「クワイエットルームにようこそ」って、皆んなは知ってるタイトルだろうか?
地元のレンタル屋がよく怒鳴って来ないものだと感心するが、ひっよとして、この島にはレンタル屋が・・・・いやいや、それほど田舎じゃない。

大概の図書館は陰気臭く、カビ臭く、咳をしては睨まれ、携帯が鳴ろうものならモット睨みつけられ、受験勉強の学生が我が物顔で特等席を占拠する。ひがな一日をしょうがなしに過ごす人達には何も強制されない『憩いのたまり場』的にしか思っていなかったが、本来の図書館とは久し振りに入っても何か新鮮であったり、しょっちゅう通う人でも、ほんの少しでも本の位置が変わっているなと感じたり、何かの特集コーナーが組んであったりと、お客さんを飽きさせてはならない。
タダで借りて、破れてもちぎれても誰にも文句を言われず怒られない。
その代わりカリカリの鼻くそが付いていても、陰毛が挟んであってもコーヒーのシミが付いていても我慢しなければならない。
究極のタダだから。

小笑いです

2009/09/17 Thu
dfg6 308x427 65776byte●「イチローのアメリカ大リーグ9年連続200安打ですかぁ〜?」
 「ボクにとっては、そんな数字はまだまだ通過点でしかありませんね〜。」

言ってみてぇ〜〜〜!
「まだパスポートも取った事なくて、ハワイにも行った事ないんですけどねェ〜〜〜。」

●ボク、この間(胆石)っちゅう病気になりましてな、、、、。
「ウムム・・、 ウムZ Z Z Z・・・・・、 」
これがまた、ごっつう痛いんですわ〜
「ウムム・・、 ウム・・Z Z Z ZZZZZZ・・・、 」
痛い痛い言うてんのに、これがまた石の様に堅物な先生でしてな・・・
「ウムム・・、 ウム・・・、ンンん・・・Z Z Z Z zzzzzz・・、 」
おまけに名前が岩田石造いいましてな・・・
「ハッンン・・、 ウム・・・、ン〜・・・・・、 」

あんた、それ「ハード[ロック]のエアロスミス」と違いますのん?

●    「いやぁ〜、遂に政治が変りましたね〜」
「いつ、どこで、だれが、なッぜ〜?」
「いやいや、この前、民主党が大勝ちしたじゃないですか−」
「そう言えば、整理券コウタ〜? 政権交代みたいなぁ、社会主義み・た・い・な〜  でも国民に浸透しない国民新党みたッいなぁ〜、そうかと言ってやっぱり共産主義ではないですケッド〜! だっケド−、鳩山だけどオザワみィたいナァ!!〜〜〜〜〜〜! 民主党だけれど、ミーシャ党じゃない宇多田派み・た・い・なァ−−−!!」


おもしろくなかったですか〜?
「どうも、スイマッセンッ!!!」



甲子園

2009/08/21 Fri
r 834x1179 116601byteいよいよ夏の甲子園も準決勝を迎え、涙涙のドラマも一番面白いとこいら辺に差し掛かって来た。
決勝はどちらが勝つにしても負けるにしても、可愛そうで観るに忍びない。というか、テレビを意識したカメラ目線のツルンとした今風の爽やかさが妙に鼻につくから。
だからおじいちゃんと孫の関係じゃないが、その位の、準々決・準決あたりの『素』で戦うニキビ面の高校生達が面白い。

地元の高校が、しかも甲子園出場が常連と来れば、さぞ盛り上がるぞなもしと考えるが、三原の人々はいつも彼らに冷たい。 いくら地元中学出身の子が少ないと言ってもそれは地元の子のレベルが低いからしょうがないのだ。
2回戦を勝ち上がるとまたそれは今までとは比べようがない位に爆発し、ルールも知らない脂ぎったおばさん達がテレビに賑やかに映るんだろうが、いかんせんその2回戦止まりだ。

だけど、僕はこの高校と迫田監督の一途なこだわりが嬉しくてたまらない。
余り気が付かないかも知れないが、大概はユニホームの袖は県名のみで統一されているが、如水館はかたくなに『三原』と入れ続けてくれている、言わば、地産地消、スローフーズ、元祖PR大使、郷土の誇りなのだ。
歳を偽り続けた西城秀樹や巨人ファンの吉田拓郎や月間プロ野球ホームラン記録を市民球場で作っておきながら他所の球団に移った江藤や全日本バレーでいい時だけ番組で取り上げるRCCテレビの栗原めぐみやAVまがいの写真を撮っときながら清純をきどる綾瀬はるか達とは違うのだ。

自分達の居場所はどこなんだ?
仕事をするにしても遊ぶにしても、いったいどこなんだ。
笑い合う所や泣いたり怒ったりする所はいつも身近な所ばかりなのに、遠くに出掛けるとすぐヨソイキの格好をする。
きっと、自分がなくて、自信がないからだ。
だから、袖にも胸にも地元を出さない。

如水館はホントにエライと思う。
三原市民はもっともっと自分の傷のように受け止めなければいけない。




じゅりぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

2009/07/23 Thu
画像 200x200 17740byte夫「すごいよなぁ〜」
妻「すごいわネ〜」
んっ!? 夫婦して、ナニがナニして、へへっ・・・・ナニがスゴイの?

朝刊を見て、出勤前のサラリーマンの30歳中盤位の夫がうなる。
その記事を覗き込んで妻が「すごいね」と感心する。

記事には、『やっと掴んだ34歳遅咲きのストライカー』とある。
その写真の彼と共に目指したJリーグ選手の夢。
なのに自分は夢を諦めサラリーマンに。 だけど彼はとてつもなく長い下積みを辛抱していつどうなるかは別としても、兎に角夢の切れっ端を掴んだ。

15年位前の読売か朝日の新聞購読のコマーシャルだったが、そのわずかな秒数の中には大袈裟だが、人としての資質や生きていく本当の意味みたいなのが見えた、とても考えさせてくれるイイCMだった。

30年前の同じ職場に『野中くん』という年がら年中カメラを首からぶら下げていたジャーナリスト志望のアルバイト学生がいた。
その当時に3Kという言い回しがあったなら、今の介護関係の仕事とは比べようのない位のトップオブ3Kだったに違いない。
ジャーナリストとは、
1K 取材に海外に行ったその日に死ぬかもしれない。
2K 労働時間は自分が寝てない時間全てだ。
3K ムチャクチャな遺体を見ない日はないだろう。

先週の暑い夜、扇風機をかけながらBSで『カーグラフィック』という11時から始まる番組を見ようと10分前にテレビをつけたら、何やらオッサンが二人、むずかしい話をしている。 さすがBS TBS、マニアック、早く終わんないかなと思ってた矢先、あれ!野中くんじゃないの〜!
彼は頑張っていた。 自分の15分番組までレギュラーで持って・・・。
今話題の『アジアプレス』という会社で世界に向けて、ノンキな国内に向けて叫び、訴えている。
何時もは横柄さが自慢の僕だが、さすがにパンツ一丁で寝転んでた自分を久し振りに恥ずかしいと感じた瞬間だった。

皆既日食で騒いでた頃、2つ前のオリンピックで活躍したソフトボールの『高山樹里』が来年の冬季オリンピックにボブスレー選手として出場するとニュースで見た。
金に届かなかった悔しさがそうさせたのか、根っからのアスリートだったのか?
そのビジュアル故にエースでありながら、ちょっと可愛かった渡辺という控えの方がチヤホヤされたこの嘆かわしき我がニツポンである。

エリカさまの日頃の「おこない」が天候に災いしたように、ホントに何でこんな女にマスコミがチヤホヤしたり、そうかと思えば急にタタキ出すのかよく解からない。  女優とは本当に 「怪奇な人気職」(かいきにっしょく)と言わざるを得ない。





時間

2009/06/06 Sat
画像 308x231 39255byte7年前に、そう彼らが高校生の時に「さつき祭り」のオリジナルソングを作ってもらった。
それがエラク良い唄でいまだ持って毎年祭りの度に大音量でかけさせてもらっている。彼らはグループ名を「すずらん」と言っていて、その当時はやっとこ路上ライブなるものが市民権を得て、通りすがりのおばちゃんやおじちゃんにもイブカシゲな顔をされないで済み始めた頃だった。

高校を卒業した二人は、それぞれ音楽を目指し上京するが当たり前の事とは言え田舎じゃ上手くてもそこぐらいのレベルのグループはゴマンと東京にはいる。
横浜にも大阪にも場所を移しながらでも絶えず音楽は彼らの側にあった。

一人は東京に残り外国商社マンとして一日200本の英語のメールに目を通す。もう一人は三原の親が営む自動車屋を手伝うまだまだ駆け出しの営業マンだ。
その二人が一年ぶり位に会って今では随分立派になったステージで唄ってくれた。
英語メールマンは前日の夕方帰三したので三原駅前で昔のように路上で朝の1時まで練習したそうだ。
本番では2曲だけの時間しかあげれなかったけれど、彼らにはある意味時間の大事さをかみしめていた7年間だったかもしれない。

メールマンは仕事が押してると言ってその日の4時前には機上の人となり、もう一人の方は「やっぱ、ライブってイイすね〜。 また来てイイッスか〜?」と何回も何回も聞き、祭りの後かたずけまで丁寧に手伝ってくれた。

そんな彼らにその場を提供できた事がとてつもなくイイ事をしたような気がしてうれしかった。

裸の対処

2009/04/30 Thu
画像 371x439 40282byte『岡田さん! 岡田さーん! そこじゃないよー!!  便所はそこじゃないよー!!
そこは洋服ダンスよー!!』
いつもはおとなしいウチの母親が、オヤジが連れてきた部下の岡田さんに大きい声を出す。
当たり前だ、飲んでる最中に急に立ち上がって事もあろうに家の洋服ダンスを何故かしら丁寧にあけたと思ったら、ズボンのチャックを下げてまさにションベンの体勢に入ったからだ。
今思い返せば、あの時の岡田さんは今話題の草薙君と同い年位だったろうか、普段はおとなしくて愛嬌があると言えば聞こえはいいが、かなり個性的な顔立ちで子供だった僕らでも一度見たら絶対忘れない顔だった。 40年近く経った今でも似顔絵を描けと言われたらちゃんと犯人のモンタージュ写真の様に描ける。
帳尻があわないが、岡田さんは警察官だった。

ヨッパライついでに言えば、知り合いに酔ってパトカーのタイヤにションベンをひっかけた人もいれば、泣き上戸、怒り上戸、説教魔、カラオケ魔、絡み魔、そして露出狂と様々だ。  たかだか空き地か公園で裸になった位で世間の見せしめにされるのは、さっきの何とか魔達よりずっとカワイイ。

裸で死んだ尾崎はいつまでも「カリスマ」で公園の彼は只の「スマスマ]か。
海水浴のこれ見よがしにはみ出そうなオッパイや黒部渓谷より遥かに深そうなその胸の谷間やテーバック(あえて『テー』なのだ)が公然わいせつでなく、電車の中で化粧する女子高生を何気なく見てて、『ナニ観てんだよ、オヤジ!』って言われたり、洗ったら縮み上がりすぎたTシャツに腰の丈の短いGパン履いてパンツどころかおケツの割れ目まで見せている女の子達に何の罪もなくていいのか。

じゃあオヤジ達がステテコ一枚で家の周りをウロチョロするのは何なのよ。
かがんだだけでパンツが見えるミニスカートは一体全体何なのさ。
もっと取り締まらなければいけない人達はたくさんたくさん、いる。








嫌な季節がやって来る

2009/03/28 Sat
画像 493x295 69440byte嫌な季節がやって来る。
あと、2週間そこらでその人たちはやって来る。

中途ハンパに愛想が良いもんだから、色んな市議の先生の応援カードに名前を書いたりする。
もちろん、自分で責任が取れる範囲内だけで3人迄と決めている。
それはと言うと、家族の者に票の割り振りをして、清き一票をお願いしているからだ。
ここら辺が一部のいい加減な選挙の時だけの「いつも応援してます! わたしは!」とは根本的に違うところで、頼まれたら責任を持って投票所に行く。本当の意味で今、話題になっている定額給付金を受給するに値する市民と勝手に思っている。

自慢じゃないが、30年ちょっとの選挙権人生の中で1回だけ東京板橋区の市議選の投票を横着した事がある。
デートだったか仕事だったか病気だったか忘れた。

10何年か前に、その時は家族皆んなと友人に頼んだ4票が最後の最後に効いて、その先生がなんと3票差で当選した事があって、ローカル都市での5票、10票がとても貴重なのを知った。
1円を粗末にする人が結局は損をする様になっている。

三原に限らないが、ここいら周辺は不景気のせいでとんでもない事になっている。
まだまだ訳も解からず『大変だね、困ったね〜』と口を合わせて言ってる商売人は、正直この夏を乗り切れるだろうか?
多分、もう一波来たらヤバイ店が目白押しだ。
危機感を持ってまだ揺れてる船を前向きに舵取りしてる店主はなんとか平気だ。いや、頑張っているんだから、船に穴を空けてでも溜まった海水は抜けば良い。 もし沈んでも何かにスグつかまれば良い。ゆっくり岸まで泳げば良い。
 
市議の先生達は、どうこの傾きかけた三原の町を建て直していくのか。
答えはひとつ。 市民が、三原の皆んなが今以上に賢く、自分達のエゴをひとつづつ捨て、ひたむきに最低限の利益しか乗せてない商店で買い物をしてやる事だ。もちろん地元で消費すればそれで万々歳という事ではないが、まずの一歩なのだ。
先生達もまず叫ぼう!  市議会で、「議員定数は今の37名から20名に減らそうよ!」と。 それが、何故言えない。
まず、自分達のエゴを捨てよう。 選挙の時だけ声高に市政を叫ぶな。
選挙の時だけ、三原の危機を憂えてはいけない。
僕の『清き一票』を本当に三原の為の『清い一票』にして貰いたい。

戦うオヤジ達

2009/02/14 Sat
画像 640x360 57988byte「ウワァ〜、キッチイなぁ〜」と隣の席に座るや否や、そこから見上げたスクリーンに向かって若い男が唸る。

そりゃそうだ、まともになんて見れやしねェ。『プラネタリウム館だって、もっと楽に見えるに決まってる』 そう俺もつぶやく。
ストレッチ体操をするかのごとく、体は左向け左を高校の体育以来30年ぶりに2時間近くもする羽目になったのである。


初めて、映画の「試写会」なるものに行った。
それも夜7時半からの神辺フジグランまで。 タダ券と言えばそれまでだが、結構競争率も激しいし当選はがきを座席指定のチケットに換えて貰うのも何とはなしに貧乏臭くてオジサン達は恥ずかしい。
おまけにこの映画は「RCC」の主催試写だったので今風のスーツを着た若い営業マンたちがたくさん入り口でお出迎えしてるし、若いネエチャンから「どうぞ!」って言われて貰う大き目のポップコーンにも閉口する。
おまけに福山ガスだかの広告入りのビラとポケットティッシュ2個も渡されてのご入場となる。

「お席はA列 最前列しか空いてございませんが・・・」
って言われてもこっちだってどうすればいいんだよ。
まっ、少々前でもいいか、何て座ってみるとまるでそれは液晶テレビの画面の90度真下に寝そべって見るカンジ。
まるで何かの罰ゲームの様に、容赦なくそんな営利主義ハンタ〜イ!! とプロレタリアを叫びたくなる席である。
上映ギリギリに、若いと言っても30位の女性が隣の席に座る。
「ェエ〜〜〜」 やっぱりキタ、キタ、キタ〜。
そのリアクションを待ってたのよ〜 オジチャンは。
情けない戦いだが、その彼女は一番壁より。 そう、僕は壁から2番目なのだ。正にこの映画館はリンカーンではない。人の端に人を作ってしまったのだ。
ちゃんと1800円払って、しかもデートかなんかでこんな席に座らせられたらホントに暴れかねないデンジャラスシートとなる。

ただ、負け惜しみで言うんじゃないがこの日観た「少年メリケンサック」に関しては 大当たり!! ザマー観ろ映画館! こんな当選ハガキでご機嫌とろうとすんじゃねェーぞRCC!

パンクのガンガンする音響がまさに最前列にだけ打ってつけ。
鼓膜が破れるんじゃないか心配になる位の、まるで顔や手の毛穴まで音が染み込んでキレイになる程のそんな体感。

耳にまだスピーカーが引っ付いてる様な気分のまま、80キロのスピードで三原に帰る。 もう11時を過ぎてる。 三原はもう寝静まる寸前の静かさで、国道の道路工事の赤色灯だけが元気そうだった。

日常と少し違う生活。 今日の映画はオジサン達をちょっと勇気付けてくれる、そんな映画でした。

人は人の上や下に人を作らずって、結局誰が作るの?

2009/01/22 Thu
画像 680x383 77907byte怒りの炎 → とんど → 百姓一揆の決起集会 → 餅を焼いて食べたら機嫌よく解散。

人は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず。
オバマが引用したリンカーンのあまりにも有名な名言は、果たして教訓としてこのあまり回転しなくなった地球儀の中に生きているのか?
もちろん人種差別の観点で言えば、この言葉の発した意味は最高に意味のある言葉だ。

アメリカやアフリカ諸国で今も戦っている『肌の色』に起因する紛争や争い事は単にイデオロギーがどうのこうのと言った民族間の血で血を洗うもめ事全てに、いやそんな戦い以前にもう人間には人を制しその人間を支配しなければならないと言う、とんでもない遺伝子が組み込まれてて人の上に立つ事、下になる事はどうしようもなく考える術さえ与えられない。

麻生さんがこの漢字が読めなかったとか、何で御曹司は物価の感覚がないのかと重箱の隅をつつく人種もどうだろうか。
読める漢字の数で優劣を点けるんなら金田一が大統領だ。

「あ〜 自分より馬鹿がいてヨカッタ〜」と何処を廻してもおんなじクイズ番組達がいる。
でも次の問題がわからないバカな僕は、また更にチンプンカンな答えをするこのおバカタレントに救われる。

人はその人が善良なお馬鹿さんなら安心して踏み台にできる。
踏み台にされたお馬鹿さんもこのままじゃならぬと盛んに周りをキョロキョロしだす。
悪いことにその善良なお馬鹿さんまでもが更に自分よりお馬鹿さんを探してその背中に乗ろうとする。
ニツポンはもう世界に誇れるお馬鹿国なのだ。
そこら辺の自覚は馬鹿なりに持っとこう。

新年のごあいさつ

2008/12/29 Mon
 513x385 30067byteあけましておめでとうございます。

小松帯刀ふうに 「いやぁ〜、一年が早いっスね〜」

篤姫ふうに 「それは、なぜじゃ?」

幾島ふうに 「それは、アナタがこの一年病気をしていらっしゃないからです!」

西郷ふうに 「そおーでごわんす。 ほんのこつあなたがたが、お元気でいらしたからでごわんす」

家定ふうに 「そうじゃ、そうじゃ! アタマがワシによう〜似て何も考えんからじゃ!」

龍馬ふうに 「ほうじゃ、ほうじゃ。 皆んな元気にしとるき、一年が早いんよ」

宮さんふうに 「元気で、皆んな身体をおいたわりしゃんせ」

たかだか、ほんの160年前にこれだけの人物がいて大きく日本が動いたってのに人の進歩とは何だろう。
本当の幸せは個人個人違うにしても、熱い生き方だけは忘れないでいたい。
でも、人間健康が第一。 死んじゃあ、つまらん。




何の自慢? のど自慢。

2008/11/25 Tue
 570x379 99562byte「カカカカカ〜カ〜〜ン!!!」
「おめでとう〜ございます!  おところとおなまえをどうぞ!」
『広島市から来ました、吉原です!』

「ピクっ! ナニぃ・・・! オイ、キサマ今なんちいうた〜」
『お嫁さんの予定日があさってで〜す!』

「ぼけ〜ッ! 聞いとらんワー! そんなこたぁー」
「どうなっとん、三原のモンがおらんじゃにゃ〜きゃ〜」
「おったとしても、悪いけどヘタじゃし」


NHKの「のど自慢」がポポロにやって来た。

そう言えば僕が中1の頃だからざっと40年前、三中の体育館にNHKラジオの「のど自慢大会」みたいなのがやっぱしやって来て、うちのアネキが友達3人とで、それもあろう事か縦笛かなんかを吹いてた様な記憶がある。
観客はもちろん体育館の床に座らされて見ていた。
のどかと言えばのどかで、いくらか僕の友達にも「アネキが出る」と、それこそ訳の解からない「自慢」をしていた気もする。

今は歌う出場者も人数を絞って、歌い終わった後皆んなに公平なようにマイクを向ける。 だから以前のようにアナウンサーと出場者との駆引きというか妙な間合いがなくなって、面白くなくなった。


『どこからですか〜?』
『福山市からで〜す!』
『尾道市からで〜す!』

「フン! せっかくひとつの市にお邪魔してるんだから何の批判があろうと地域限定で人選をすればエエのんヨ! 歌う人間が少ないんだったら解かるけど、多いんじゃから。 チョーシーがぎょうさんおるんじゃから」

「まったくもって、せっかく平和に暮らしてる所へズケズケ自分勝手に入ってくるのはユニクロと王将とワークスだけにしてくれ。
それと町内会費じゃないが、結構こんな人たちに限って受信料も払ってなかったりするんだよ。 さっきのチェーン店じゃないけんど。(失言)」

「それでは今週のチャンピオンは!?」
「『祭り』を歌った三原市からお越しのやっさ踊りさ〜ん!」
 イヤッホ〜!!  やったぜ〜 オヤジ!いいぞ、やっさ踊り〜!

日曜ののどかな筈の「のど自慢」がこんなにもエキサイトする『お国自慢』になろうとは、10年ぶりに最初から最後まで見たテレビとは言えスポーツ番組を見終わった様な心労もあったのも事実です。  






うろこ雲

2008/11/15 Sat
画像 602x400 102254byte須波港近くの海に面した喫茶店のマスターが、何やらデジカメで海を撮っている。  なるほど、空にはキレイな「うろこ雲」。

うろこ雲と言うと何やらナマ臭く、そうかと言って積乱雲じゃ事務的で、しいてこじつけで名前を付けるなら、そう「商売繁盛運(雲)」だ。

20数年前に東京から尋ねてきた嫁さんの友人とこの喫茶店に入った。
海を目の前に見る、三原に住む僕たちが半ばマヒしているその景色にえらく感激していたのを思い出した。

それからの年月を思い返した時、さっきカメラを構えていた人は果たしてその当時からのマスターなのか、いくらランチや軽食メニューはあるにせよ充分やっていけてるのだろうかと、余計な心配をしてしまうのが商売人のおせっかいな癖だ。

そこの店も駅前で20年近くイタリア料理店を、家族が協力し合いながらやっていた。 ピザの生地が独特で美味しかったし、常に客の動きに敏感で気持ちの良い接客が印象的だった。 「マイマザー」と言う、時計店の上にある店だった

その店が9月前に閉めたんだと聞いて、はてさて、前に行ったのはじゃあいつだったんだろうと考える位だから半年は行ってない。

正直、「いよいよ三原の景気もここまで来たか〜!」と。
駅前のカラオケ屋さんにしても、居酒屋さんにしても「さっぱり人が夜歩かん!」と弱り切る。

雲は大きな一枚岩のような雲もあれば、餅をちぎった様な小さなのもある。
すぐさま消えるかと思えばずっーとその場所に居座る雲もいる。
「うろこ雲」は言わば小さな店の集合体、駅前商店街みたいなものだ。
キレイにひとつも欠ける事無く揃っているに越した事はないが、たまたまあるときひとつなくなろうが、又いつの日か、その料理人や商売人の気力さえ残っていればそのポカンとひとつ空いた空間へ戻ってくればいい。
幸い、下が時計店だ。時間を少し巻き戻してもらえればいい。

とある電気店で見たモノ。

2008/11/05 Wed
 376x510 48632byte「おっちゃん、死んどんかー!!っ」

鈴木電気か田中電気か、何んかそんなような三原の電気屋で大型マッサージ機を見て回ってたら、その一台の中にオッサンがまるで見事にスッポリ納まっている。 納棺前のたくさん切り花が敷き詰めてある中にやすらかな、実にうっとりとした死顔だ。

いいや、このオッサンの小さな身体を包んで余りある大きな大きなマッサージ機の中に正に埋もれて、極楽浄土の如く、揺らいでいるだけだ。
「ふへぇ〜〜。 極楽ごくらく〜っ。」と聞こえて来そうな位に気持ちよさげだ。

このアポロ13号の船外活動用の宇宙服みたいな、30万も40万もする今のマッサージ機は単に押すだけでなく、ローリングするだけでなく、エアーで揺らしたり揉んだり叩いたり、今風で言えば、ラジバンダリだ。
驚くなかれ「14歳からのリラックスモード」というボタンがあって、裕福なご家庭は子供さんが塾から帰ってこられてまず、この機械で一日のお疲れを取られるそうだ。
このクソガキが気持ちよく揺らぐ前に、日本の教育自体が揺らいでいる・・・。
ほんと、バブリーだ。
いつの間にか粗大ゴミ扱いされて捨てられた、28年前にうちのオヤジが思い切って買った、今見れば笑い出しそうになるマッサージ機は、ドデンと構えた大きな黒色のビニール張りのイスに、思い出したようにニョキッと黒い肉まんを刺した棒が2本出ていた。
その揉み棒に合わせて人間が辛抱強く身体をくねらせていたものだ。
今は高い金さえ出せば、周りが何でもやってくれる。 そんな時代だ。


小室が絶頂期の頃、華原と海外にファーストクラスで行くのに飛行機一機丸ごと貸し切って行っていたそうな。 自分でも後の納税額の多さについてのインタビューで「実にバブリーな良い時代だった。」と喋っていた。
どうでもいいことだが、高級外車も色違いで持ってたそうで、でもそれはそれで少し面白いなと感じた。
それは、僕の「究極の貧乏人のセレブ感覚」という持論が、軽自動車を色違いで曜日毎に使い分ける事だと常々思っていたからだ。

そういえばアムロの歌にあったじゃないか。
「キャンユ―、セレブなのかっ?」てのが。


ゴメン、あんまり可愛く、・・・ナイ。

2008/10/24 Fri
画像 480x360 74047byte「うちの子サイコー!」  「カワイすぎる〜!」

落ち着け、おちつけ!。
わるい、・・・っていうか、ごめん、ぜんぜん可愛くないと思うけど・・・。


親の欲目とはよく言ったもので、世間一般で言う『カワイイ』は、今の時代も昔の時代も誰しも感じる平均的な『美意識』とはかけ離れた、世界は自分達ファミリーだけの世界観をもったパパとママからもたらされる。
当然見た目のカワイさとは別に、自分の子、特にお腹を痛めて生んだ子となれば、言わずと知れたこと、かわいくない筈がない。
目に入れても痛くない、でしょう。

それにしても最近の子供の名前は、キャバレーのおネエちゃんじゃあるまいし、風俗の源氏名じゃあるまいし、洒落た喫茶店じゃなかろうにおよそ自分の名前を漢字で書けるのが小学校3,4年生になるであろう、そんな複雑怪奇な当て字のアテジの名前の子供だらけになった。

きっと小学一年生の最初の出席名簿は、名前を間違って保護者の前で呼ぼうものならその日間違いなく、その子のパパに、ママに校長室で吊るし上げに会うだろう。

つい先日も給食のパンを喉につまらせて子供が亡くなった。
さあ、誰の責任なんだ?

早く食べろとゲームの様にせかした友達が悪いのか?  それともそれに気付かなかった先生なのか?   いつもパンばかり食わせやがる国の教育がいけなかったのか?  そうだ、テレビの早食い番組が悪かったのか?

いいや、そうじゃあない。
いけなかったのは、その亡くなった本人だ。

この場面に限らず、いくらいじめられようが、叩かれようがぶたれようが、立ち向かわなかった自分が悪いのだ。
親に、先生に相談しなかった子供、同僚や上司に掛け合えなかったその弱い本人の責任だ。
それをやれ誰の責任だ、どこの責任だと叫ぶ親は、確かに悔しさばかりだろうが自分の家族の弱さに気付くべきだと思う。

極論だが、人ひとり、死ぬ間際の土壇場になれば結果死んだとしても何かしら一矢報いて死ねる。
自然災害や不慮の事故はしょうがないにしても、自分の隣で正に殺されようとする人に何の手助けもできず、私は「ハァ〜 危機一髪でした!」なんて言えない。
肉親や家族に身の危険が及べば、家長としてその凶器に背中を向けてスタコラも出来ない。
いきなりすぐ刺されようが、撃たれようが何かはシタイ!。

東京で脳内出血の妊婦が病院8件のタライ回しに遭った挙句亡くなった。
「あそこのせいだ、私はこう言った、いいやウチはこう聞いている!」 
遠巻きにニュースを見ている僕たちは、結局何も出来ず只テレビの前で怒って、嘆いているだけだ。
結局そう時代を批判しても来月の初めには忘れているんじゃ、その病院達と僕達は同じだ。
只、その時アドレナリンを熱くしただけ。
只、少しの正義をみせただけ。
ただ、勢い良くキーボードを叩いただけなのか。
 


関西人のイイところ

2008/10/15 Wed
ほ 679x679 37297byte「OK、オッケ〜、かまへん、かまへん! きれ〜いに、打たれまひょうー!」

マウンドでピンチになると決まってピッチャーの背中めがけてそう叫んでいた彼が、急に行った。

劇的に 逝った、ではなく、ただの いったである。

沼田町のシャープにまじめに勤め、きちんと三原の市民税まで払っていた彼、橋本君はもともと大阪から丁度2年前に僕たちのソフトボールチームにやって来た。
それもぼーっと、さっき買ったばかりのスパイクを肩から提げてやってきた。
何やらそのスポーツ屋さんからうちのチームを教えてもらったそうだ。

ガッシリしてる。 他のメンバーの誰よりも壊れにくそうな体格は、学生から社会人の頃迄ラグビーで鍛えたと聞く。
まだ現役のラガーマンであって、大阪の実家に帰ってはチャンスある事に古巣のチームでプレイしてるらしかった。

ちょっと見、お世辞にも機敏そうではないが、それがどうしてどうしてそうなるのか不思議なくらいに、打つは走るは捕るはオラブは叫ぶはだ。

関西弁は本当に得だと思う。
少々のヤジもそれがその関西弁だと言われたチームも本人もカチンとはこない。
制球難になった相手ピッチャーに対してわざと『ヘイヘイ、ピッチャー入いんないよ〜 バッターよ〜く見ていこー!』とここら辺の人は言う。
だけど彼のヤジはこうだ。

『バッター、はいらしまへんよって、 バッター、バッター よう〜見ていったら(塁に)出れまっせ〜。 落ち着いてよ〜う見たらエエーねん! でも甘いの来たらいきまひょっ!』

関西弁はよ〜く観察すると、多少自虐的な要素があって、相手に対して怒っているのにいつの間にかその相手も怒られた気がしなくなっているという、全世界の共通言語になれば戦争もイサカイもなくなるんじゃないかって思ったりもする。

そうやっていつも真っ黒な顔でチームを元気付けていた彼が、家庭の事情で大阪に帰ると決めた日は、せめてもチームの皆んなと同じ汗をかきたいと願った一部リーグの最終戦だった。

慌てて用意した餞別袋はヨレヨレになってたビール券の入ってた粗品と書かれた封筒に「お餞別 橋本君に」とボールペンで書き、フジグランの(どんと)の中で渡した。 包み隠さずまだ言うと、一万円札一枚とクシャクシャの5千円札2枚を入れて。

別れ際に彼が言う。
『ほな、忘年会ン時は戻ってきまっさかい、またあんじょう頼んます。』

期待してた『ほな、さいなら〜』は、聞けなかった。






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